インター幼稚園には大きく2つの運営形態がある。アメリカ系やイギリス系のインターナショナルスクールの「付属幼稚園」と、幼稚園のみを運営している「単体幼稚園」に分けられる。卒園後もインターナショナルスクールの教育を受けさせる予定であれば附属幼稚園がおすすめ。一貫性のあるカリキュラムのもと、継続できる友達関係や通学方法など、子供や家族にかかる負担が少なく、より教育に専念できる。
一方、小学校から日本人学校に通わせる予定であれば単体幼稚園も選択肢に入る。単体幼稚園のメリットとしては、園長と家庭の距離が近いので要望や意見が受け入れやすい点が挙げられる。ただし、卒園後に日本人学校小学部へ入学を検討している場合は、インター幼稚園が6月卒業、日本人学校が4月入学であることから、インター幼稚園年長の途中で退園、またはインター小学に進学した後に日本人学校へ編入するという状況が起こることを把握して準備を進める必要がある。
上海市内には「英中バイリンガル教育」を取り入れている幼稚園がある。毎日の活動に中国語を取り入れるスタイル、中国人のアシスタントティーチャーをつけるスタイルなど様々な形で中国語に触れさせている。
ほとんどの幼稚園では、入学時の子供の英語力を問わず、幼稚園生活の中で、語学力や創造性を伸ばしていくという方針で受け入れている。保護者の英語力は合否に関係しないが、入園後は保護者参加型のイベントも多いので積極性が求められる。
心配される日本語能力については、家庭内での日本語会話を増やしたり、ベネッセの通信教材を活用するケースが多い。また、上海市内にはインター幼稚園児向けの日本語保持教室もあり、他都市と比べて十分な対策ができる環境と言える。
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インター入学前後の英語サポート
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現地校国際部入学前後の中国語サポート
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【教育専門コラム】上海のインター校事情
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【教育専門コラム】インター幼稚園事情
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