日本人学校・中1生
<合格率・2019年第1回(6月)・上海日本人学校中1生>
準2級:受験者の約14%(全国平均:約14%)
うち今回初めて準2級を受験して合格した割合:約0%
3級:受験者の約56%(全国平均:約28%)
うち今回初めて3級を受験して合格した割合:約100%
4級:受験者の約69%(全国平均:約60%)
うち今回初めて4級を受験して合格した割合:約100%
5級:受験者の約100%(全国平均:約85%)
うち今回初めて5級を受験して合格した割合:約100%
<年間合格者数・昨年(2018年)・上海日本人学校中1生>
2級: 中1生の約2%
準2級: 中1生の約9%
3級: 中1生の約25%(約1/4)
中1生の約25%が3級に合格しています。この割合は例年と大きく変わりません。
<海外ならではの背景&様々なアドバンテージ>
中2,3のブログに掲載していますのでご参考ください。
<中1の各級受験者数から見えること>
例年、中1受験者が最も多いのは4級、その次が3級となっています。
ここから、海外(上海)の日本人学校中学1年生にとって、「中1のうちにできれば3級を合格し、2年生で準2級&2級に合格すること」を目標&プランにしていることが見て取れます。
<3級&4級は1回で合格する割合が高い>
過去の上海における日本人学校中1生の3級合格率は約84%、4級合格率は約89%となっています。
さらに、1回の挑戦で合格する割合は3級、4級ともに90%を超えています。
<3級から準2級の壁>
3級まで順調に合格してきたのに準2級の壁にぶつかり諦めてしまう生徒が多くいらっしゃいます。3級までは基本的な文法力&語彙力があれば合格する可能性が高くなっています。ところが、3級までの意識で準2級に挑戦すると歯が立ちません。これは英検3級以下と準2級以上での出題内容が大きく関係しています。下記の「絶対必要条件」で詳しく紹介していますので、ぜひご参考ください。
<さらに高い目標を!>
学年に関係なく、準2級の壁を越えれば、語彙力を強化するだけで2級⇒準1級⇒TOEFLと世界基準の英語力を身につけることが可能です。
中学1年生は学校の学習にも余裕がある時期です。中学2年生からは学校の学習内容が非常に難しくなり余裕がなくなります。中学1年生の間に英検(英語)だけでなく中国語など語学力向上に努めてください。語学力と学年は関係しません。伸ばせる時にできるだけ伸ばしてあげましょう!
<合格に必要な絶対必要条件>
合格基準と個々の英語力のギャップは様々ですので、個々の合格可能性&合格までの学習プランを把握するためには、絶対必要条件のレベルチェックを必ず行ってください。
レベルチェック後、
絶対必要条件が満たされていれば、短期間の総合実戦練習で合格する可能性があります。
絶対必要条件を満たしていなければ、苦手分野の読解力や語彙力の補充にしっかりと時間を使ってください。過去問などの実践問題に手を付ける段階ではありません。
<リスニング&ライティングは?>
英検のリスニング&ライティングに出題される内容&語彙力は、各級の読解問題で出題される内容&語彙力に比べて非常に易しいレベルとなります。
(2級ライティングのトピック例)
・都会か田舎か?
・個人旅行かパッケージ旅行か?
・子供のインターネット使用は制限すべきか?
よって、絶対必要条件=読解力&語彙力をクリアすれば、リスニングやライティングは自学で十分です。ライティングがどうしても不安な場合は対策教材で数回、保護者や指導者がチェックしましょう。
<注意点>
○前回の英検成績表を見るだけでは絶対必要条件を満たしているか判断するには不十分です。
○中1後半からは各教科(特に数)の学習内容が難しくなり、家庭学習(各教科の宿題、予習、復習)に多くの時間を要します。英検にチャレンジする場合は、そこに英検学習時間が加わりますので、どれも中途半端にならないよう、しっかりと保護者が学習内容、時間を管理する必要があります。
EDUIC英検事務局
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